
モンベルで有名なスーパードライテック、ゴアテックスどっちがいいか迷うな。
モンベルのレインウェアを選んでいると、「スーパー ドライテックとGORE-TEXはどっちがいいの?」と迷う人も多いと思います。
どちらも高い防水透湿性能を持つ素材ですが、価格や重量、透湿性、耐久性にはそれぞれ特徴があります。
僕自身、登山では防水透湿ウェアを長く使ってきましたが、スペック表の数字だけを見ても「結局どっちを選べばいいのか」は意外と分かりにくいと感じます。
特に注意したいのが、スーパー ドライテックとGORE-TEXでは透湿性能の評価方法が異なることです。単純にカタログ上の数字だけを並べて「こちらの方が高性能」と判断することはできません。
そこでこの記事では、
・防水性能
・透湿性
・重量
・生地構造
・耐久性・寿命
・価格
・採用されている製品
を比較しながら、「どんな人にはスーパー ドライテックが向いていて、どんな人ならGORE-TEXを選ぶべきなのか」を実使用目線で整理していきます。
登山、キャンプ、渓流釣りが大好きで10年以上続けています!ハードなアウトドア経験を生かして、災害支援や山岳診療所の手伝いも経験。
30代、2児の父。子供といかにしてアウトドアを楽しむかを模索中。
どちらが向いているか


軽さ・蒸れにくさ重視 → スーパードライテック
長期実績・耐久防水性・ブランド保証重視 → GORE-TEX
単純な数値での選択だと、このようになります。
重要な点は「モンベルは日本の気候に適した商品を提供している」という点です
日本の気候は湿度が高く、通気性や蒸れを強く重視する風潮が強いです。日本でアウトドアをするのであれば、日本の気候に適した「モンベルのスーパードライテック」は快適性を維持しながら登山ができます。
そのため、通気性・透湿性が高く、汗をよくかく体質の方など通気性を重要視したい人は「スーパードライテック」は適しています
ゴアテックスは一目でわかる信頼性と安心感があります。スーパードライテックと比較しても圧倒的に歴史があるため長期にわたる耐久性が保証されています。透湿性はスーパードライテックに劣る一方で耐水性はスーパードライテックに勝っています。



厳密にいうと、検査法などで変わってきます
このようなウェアをどのように捉えるかですが
雨具として備えるのであれば、耐水圧重視となりゴアテックスシリーズを強くお勧めします。
体温調整やウェアとして扱うのであれば着心地重視で透湿性が高いスーパードライテックをお勧めします
スーパードライテックとゴアテックスの違いを一覧比較





スーパードライテックとゴアテックスの違いを一覧にしてみました!モンベルの公式サイトを参考にしています。
| 項目 | スーパードライテック | GORE-TEX |
|---|---|---|
| 1. 耐水圧 | 20,000mm以上。モンベルはレインウェア・アルパインウェアに20,000mm以上をクリアした素材を使用。 | 20,000mm以上。モンベル採用のGORE-TEX製レインウェアも20,000mm以上。 |
| 2. 透湿性 | 20,000〜60,000g/m²・24h(JIS L-1099 B-1法)。製品によって異なる。 | モンベルの資料では25,000〜44,000g/m²・24hの範囲として掲載された資料がある一方、現行製品では20,000g/m²・24hのモデルもある。製品ごとの差が大きい。 |
| 3. 重量 | 素材だけでは決まらない。例:バーサライト Men’s 143g、トレントフライヤー Men’s 233g。 | 製品による。例:ピークシェル Men’s 185g、テンペスト Men’s 247g、レイントレッカー Men’s 301g。 |
| 4. 生地構造 | 主に3レイヤー構造。表地+防水透湿メンブレン+裏地。 | 3レイヤー、2レイヤー、2.5レイヤーなど複数の構造がある。用途に応じて使い分け。 |
| 5. 耐久性 | 高い防水透湿性と軽量性を重視。耐久性は表地のデニールや製品設計による部分が大きい。 | GORE-TEXはモンベル自身が「耐久性の極めて高い防水透湿性素材」と説明。耐久性を重視するモデルも多い。 |
| 6. 価格 | 比較的安価な製品が多い。例:バーサライト Men’s 24,000円、トレントフライヤー Men’s 25,500円。 | やや高価な傾向。例:ピークシェル Men’s 32,000円、テンペスト Men’s 35,200円、レイントレッカー Men’s 29,200円。 |
| 7. 採用製品 | バーサライト、トレントフライヤー、スーパー ドライテック レインジャケットなど。 | ピークシェル、テンペスト、レイントレッカーなど。 |
検査方法には、どのような種類があるのでしょうか?
検査方法といっても各社採用している方法も違います。次は検査方法の違いについてみていきます
透湿性能の検査方法
montbellとGORE-TEXの違い
スーパー ドライテックとGORE-TEXを比較するときに注意したいのが、透湿性能の測定方法や表し方が異なること!



これはmontbellに限らず、他のメーカーの数値にも言えること。
この検査法の違いを知っておくだけで、透湿性能への理解や捉え方がかなり変わってきます
覚えておいて損は無いし、なんなら本当にいい物を選ぶ際は重要な基準となります
モンベルのスーパー ドライテックは、公式サイトで透湿性を
20,000〜60,000g/m²・24hrs(JIS L-1099 B-1法)
と表記しています。
この「g/m²・24hrs」という単位は、1m²の生地を24時間で何gの水蒸気が通過したかを表すものです。数字が大きいほど、一般的には水蒸気を外へ逃がしやすい素材と考えられます。
モンベルの現行ストームクルーザーでは40,000g/m²・24hrs、トレントフライヤーでは50,000g/m²・24hrsとされています。


現在、行われている透湿性能の主要な検査方法は2種類あります。A-1法とB-1法です。
B-1法:透湿性能の測定方法として、最も用いられているのがB-1法です。測定試料、補助膜をはさんで
水から酢酸カリウム溶液への透湿値を測定しています。
直接水に接しているためB-1法の方は測定値は高くでやすい傾向にあります
モンベルは透湿性能の測定にB-1法を採用しています
B-1法は膜が直接水に接するため、特に親水性の高いポリウレタン無孔質膜ではかなり高い値が出ます。
出典:finetrack
GORE-TEXはどうなの?
GORE-TEXでは透湿性の評価に**Ret(Resistance to Evaporative Heat Transfer/水蒸気透過抵抗)**という考え方が使われています。


Retは「水蒸気が生地を通過するときに、どれくらい抵抗を受けるか」を測る方法で、数値が小さいほど透湿性が高いと評価されます。GOREの資料では、ISO 11092に準拠したRet試験が使われています。
RET法での試験は、人間が実際に着用して軽く運動したさいの透湿抵抗性を再現しています。着心地を忠実に再現している試験といえます。
| 評価方法 | 数値の意味 | 高透湿なのは? |
|---|---|---|
| モンベル:JIS L-1099 B-1法 | 24時間で通過した水蒸気量 | 数値が大きいほど高透湿 |
| GORE-TEX:Ret | 水蒸気が通過するときの抵抗 | 数値が小さいほど高透湿 |
選択する際は数値をみるだけでなく
重量・生地構造・ベンチレーション・耐久性・実際の着心地
まで含めて考える事でより自分にあう一着を見つける事ができます
防水性能はどっちがいい?


防水性能だけを見ると、スーパー ドライテックとGORE-TEXは、どちらも登山用レインウェアとして十分に高い性能を持っています。
スーパー ドライテックを採用する「トレントフライヤー ジャケット」は耐水圧20,000mm以上
GORE-TEXを採用する「テンペスト ジャケット」も同じく耐水圧20,000mm以上となっています



嵐にも耐えれる防水性!!
じつは、防水性能について耐水圧20,000mm以上というのは、かなり広く出回っています。



だったら、防水性能はあまり気にしなくても良さそうだね



そうとも、いいきれないんだなぁ
生地だけの防水性だけでなく、レインウェアとして総合的にみることで失敗は少なくなります
僕が特に気にする点は
- 縫い目のシーム処理
- ファスナーの防水構造
- フードや袖口の設計
- 使用による摩耗
- 経年劣化
- 収納サイズや重量
- ベンチレーションの有無
撥水性に関しては、使用にともない劣化するのは目に見えてるので、定期的に撥水スプレーを使っています
実際使用してると、ファスナーの部分や縫い目から浸水、袖口から染みてきたりと良い生地を使ってるのに、もったいないなと感じることもあります。
耐久性・寿命はどちらが上??


耐久性や寿命を重視するなら
圧倒的にGORE-TEXの方が安心感はある!!
だけども注意点
スーパードライテックは2025年に開発された生地であり、歴史が浅く寿命についての判断は現状難しいと言わざる得ないです。
ゴアテックスについても環境への配慮から近年、PFASを使用しない製造方法へと変更されています。
そのため、一概にどちらの方が耐久性が高い!言いにくい状況ではありますが
公式では
GORE-TEXは、長期間の使用を前提にした耐久性を大きな特徴としており、公式にも「耐久性に優れたパフォーマンスと長い製品寿命」を重視して設計しているとしています。
スーパードライテックとGORE-TEXでは価格差もあり
製品寿命を意識するのであれば、GORE-TEXに軍配が上がるでしょう











