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絶景を踏破!粟島で楽しむ日帰りサイクリング

当初はテントを担いで、粟島で一泊二日の予定であったが、一日目は生憎の雨予報

仕方ないので、細く長い新潟を端から端まで観光しながら、ゆっくりとフェリー乗り場の岩船港まで向かうことにした

日帰りで粟島を自転車で一周する予定に変更した

一日目

道の駅ドリーム能生

かにや横丁の素通りするだけで

「兄ちゃん!カニ安くしとくよー」

「そこの兄ちゃん、カニサービスするよ!」

店舗の前を歩くだけで、同じような声を何回もかけられる。

一応、海鮮をかっておく、もはやカニですら無い

これ、沢山はいって500円、質より量をとってしまう

カニ安くても1700円くらいするんよ

フェリー乗り場までの道中、ラーメン屋さんが多すぎる!

ラーメン屋の近所、ラーメン屋

コンビニよりも、歯医者よりも多いラーメン屋

これは、後から知ったけど新潟県、ラーメンの消費量、全国1位か2位らしい

目次

適当に入った温泉、まさかのカルト温泉!?

温泉というよりも、漂う宗教観

写真右の石像は、なんぞ?!

恐る恐る、車を止め中をのぞいてみる、薄暗い、潰れた?と疑問に思う

しかし、腰のまがった小さなおばあちゃんと目が合い、中に入る事を決意

入浴料金500円

薄暗い上にだだっ広い館内、男湯がどこにあるかも分からない

静かすぎる館内には、ノイズ多めのラジオと虫の鳴き声が響く

恐怖心にかられながら、とりあえず入浴、一切ゆっくりする事はできず、速攻上がる

車内に戻ってから検索すると、やはり元宗教施設

現在は活動しているか不明だが、廃れた館内からは活動してなさそう

口コミでも「入るのに勇気がいる、話のネタになる」などの口コミが

そうと知って入ればもっと楽しめたのに…

岩船港の無料駐車場で一泊、車の中でパソコン触りながら時間をつぶす

やってる事は、家でも車内でも大して変わらない、故に車中泊、テレワーク余裕である

外は大雨

「頼むから、止んでくれ」と思いながら就寝

フェリーで行く粟島

フェリーの料金、片道は、大人一人2520円+自転車520円で計3040円、往復で6080円、日帰りだと思うと高く感じる

船に乗って移動するだけでも、冒険感があって気分が高揚してくる

わくわく感が半端じゃない

粟島は、ざつ旅というアニメの聖地らしい

すぐ隣に佐渡島があるのに、なぜに粟島??と思ったが気になるから、このアニメを見る事にした

雨の影響もあってか、日本海はとても汚かった、徐々に海の色が深い青色に変化していく

海ってこんな綺麗だったのかと思う

船内にはゴザが用意してあって、甲板で寝ることができる

多分こんな感じ

フェリーの上、一人でゴザを広げるのは周囲の視線が気になり、できなかった

そうです、私は、シャイボーイなのです

粟島に到着

チャリ旅、お決まりの写真を「パシャリ」

9:00出発し、粟島についたのが10:30頃

ついて早々、はやめの昼食にする?サイクリングしてから昼食にする?か悩むが、粟島一周できなかったら本末転倒なので、自転車で粟島一周を優先することにした

この判断が、後々の後悔につながるのは、この時は想像もしなかった

粟島は北から、時計回りに一周

地図を見る感じ、ほぼ海沿いの海岸線を走るだけだから上り下りはあまりなさそう,

正直余裕だと思っていた

開始8分

おっふぅ

いきなり、ボディブローを食らった

まぁまて、まだ始まったばかり、これを登りきれば絶景がある

絶景…

うん、これは、絶景かな

いいえ、おびただしい量の「葛」に浸食された山ですね

粟島、最北端に位置する鳥崎展望台に到着

とりあえず、島の最北端でライダーキックをかます!

仮面ライダーディケイド風

ここからは、海岸線ではないが、高台からみる海を楽しみながら走る事ができる

海風が気持ちいい

さすが離島、ここまでの道中、人にも車にもあっていない

お一人旅を存分に楽しむことができている

サイクリングルートの目印として、こまめに周遊道案内図がたっている

ルートから外れて不安になる事もないし、この先のルートも分かるので、とても安心

サイクリングする人に優しい仕様になっている

道幅は広くて、車とすれ違うのも余裕だ

まぁ車も人も来ないけど

海沿いばかりかと思いきや、じつは結構な上り下りの連続、平坦な道の方が少ない

粟島はレンタサイクルできるが、多少高くても電動自転車の使用をお勧めする

粟島 2つ目の集落 釜谷に到着

粟島には、フェリーが発着する「内浦」と「釜谷」の2つの集落がある

内浦の裏にあるのが釜谷だ、ここでようやく、第一村人発見

もちろん、声をかける勇気ないので会釈して素通り

地域の人と話すのも、一人旅のだいご味だというのにと思いながら、自分を諭す

小さな島に、少ない島民、多すぎる ごみ収集日

不燃ごみが週2回?!

赤字で「収集日以外は出さないで!」

ほぼ収集日やないかい!と小声でつっこむ

釜谷に一軒しかない食堂

ここでは、新鮮なタコ、サザエ、ワカメ等が上品な味わいの磯ラーメンや浜カレーを食べる事ができる

出典:粟島観光協会

ものすごーーーーく、食べたかったが、食べる事ができなかった

グルメを楽しむことができなかったのが、今回のしくじりポイント

なぜなら、島に数軒しかない飲食店、昼食の時間は観光客が殺到するのだ。ツアー客とかぶると、店に入る事すらできなくなる

さらに、島の飲食店は営業時間14:00までの店が多く、タイミングを間違えると食べれない可能性もある

ラーメンは断念し、ピンク色のお店でアイスを買う事にした

店のおばあちゃんが気さくに話しかけてくれるが、方言がわからず何回も聞き返す

お店のおばあちゃん、何回も聞き返してごめんなさい

釜谷にある塩釜六社神社、高台にあって避難場所にもなっている

ここまで、相当な急登だが、やはり高台からみる景色は良き

そして、ここにも「葛」に浸食された山々が

多分のこの島、全てが「葛」通称グリーンモンスターに侵されている

この先が、粟島の最南端「八幡鼻 展望台」

ここを行けば、粟島の最北端と最南端を制覇できる

本当に道あってる?と少し不安になるくらい細い道を奥へいく

さらに、上り下りを何度も繰り返す、ほぼ登山… 

これ、絶対途中で諦める人いるでしょ((笑))

もちろん、最南端でもライダーキックをかましておく!!

仮面ライダークウガをイメージした渾身のキック

これで、粟島の平和は守られた

2つ目の集落である、釜谷から浦村までは、ほぼほぼ平坦なコース

序盤500mはヤバめの登り、それ以降は平坦で気持ちよく海沿いをサイクリングができる

ちなみ浦村と釜谷を結ぶ中央の道は、登り3㎞、降り3㎞の聞くだけでも嫌になるルートになっている

コース上にあるキャンプ場 

テントは3張ほどしか無かったが、テントから出たら目の前は海

まさに、オーシャンビューな絶景

海のさざ波を聞きながら、テント泊かー、いいなー

今まで、山か渓流ばかりだったけど、海でのんびりというのも憧れる

島一周を終え、浦村へ

時刻は13:10分 

ようやく、昼食をとろうと、浦村の食堂へ 

粟島名物の「わっぱ煮」は通常は朝食に食べるものらしいが、ここでは昼時でもわっぱ煮を食べる事ができる

が、しかしだ、近づいてみると「本日貸し切り!」

ツアーの団体とかぶると、こうなるのである

さて、途方にくれる 少なくとも、わっぱ煮は諦めるしかなくなってしまった

浦村2つ目の食堂へ足早に移動、自転車で3分ほどで到着

コンパクトな町は移動も楽で良きである

出典:粟島観光協会

CAFE&BAR そそど に滑り込みでお邪魔した

遅めの、昼ご飯にありつく事ができた、地元の食材のものを食べてみたいと思い

地元の魚で作ったカレーを注文

日帰りなので、ビールはノンアルコール

スパイスの効いたカレー、粗めに引いてあるスパイスは咬むたびに表情を変える

ゆっくり食べたかったのだが、空腹もあいまって、10分かからず食べてしまった、ごちそうさまでした

CAFE&BAR そそど の隣にはお土産屋が併設している

このお土産屋さんで、目を疑うアイスに遭遇する

あ・ま・ど・こ・ろ ?!

このパッケージからは、想像つかないが、あまどころは山菜の一つで

市販される事は無く、よほどの山菜好きでないと知らないような山菜

なぜこんなマニアックなアイスが?!

このアイスはもっと押していってもいいと思う、ほんとに 

ミルクアイスに粉砕したクッキーを散りばめたような見た目、味も黒糖を感じさせるような自然な甘さで、とても美味しかった。リピ確定、とりよせしたい

旅の締めは、やっぱり

日帰りとはいえ、温泉には入っておきたい

島唯一の温泉施設、おと姫の湯

内装は広くきれいで落ち着いた雰囲気のある館内だ

広い畳の部屋もありお風呂上りに寝転んで休憩することもできる

時刻は15:00

フェリーがでるのが16:00、恐ろしく時間に余裕がない

お風呂も烏の行水程度で済ます

この後、フェリー乗り場へ行き、名残惜しく思いながら帰路につく

出港すると、島民の皆様が旗と手を振ってくれている。なんて、人情にあふれた島なんだろう

人にもおすすめできるし、また来たいと思えるいい島だった

粟島の観光スポット

島 唯一の信号機

総人口:300人程度の粟島には、信号機が一基のみ設置してある

目的は、、子供の教育のため

学校の目の前に信号機が設置されている

粟島浦村資料館

粟島の歴史や生活について知ることができる

僕は、こういった僻地の生活様式みたいなものに興味があるため、資料館を見て回るの好きな方だ

小さな施設ではあるが、情報量は多く見ていて楽しかった

今回の反省点

今回の反省点というか、残念だったのが、「食事を楽しむ事があまりできなかった」

当初の予定では、ラーメンもわっぱ煮も食べる予定が、まさかのどちらも食べれずじまいという、さんざんな結果となった。

是非とも粟島サイクリングを日帰りでする人は、サイクリングコースを南ルートから行き、最短で釜谷でラーメンを食べて、わっぱ煮も食べてきてほしい

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この記事を書いた人

もとも岐阜県、現在は富山県在住の中部地方を中心に遊んでるアウトドア人です。キャンプ、登山、渓流つりなど季節にあわせて遊んでいます。ちょこちょこっと、山菜を採ったり、キノコを採ったりと自然につかるのが大好きです。

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