
どうも!冬は体重増えがちな「ほっけ」です。
今回は、モンベルの話題です。初めて流行の話題について手をだしてみようかと思いました。
結論からですが、モンベルはGORE-TEX商品を自社のスーパードライテックへと変更していく流れのようです。
一部商品ではGORE-TEXを残すようで、やめるわけではありません。
自分もウェアの素材には結構興味があります。
モンベルの新素材ということでホームページを舐め回すように見てきました。
最近、○○テックというのが増えすぎて、分からなくなってきますよね?
新素材について分かる範囲でまとめて考察してみました。
スーパードライテックが、今話題になっている理由


モンベルの新素材。スーパードライテックの名前を最近よく聞くようになってきました。
なぜ、この素材がこんなに話題になっているのか?!
登山におけるの三種の神器ともいえる一つ目が雨具です。モンベルの雨具のなかでも最もリーズナブルかつ有名なのが「ストームクルーザー」です。
このストームクルーザーがモンベル50周年を期に2025年夏からGORE-TEXからスーパードライテックへと素材を変更するようです。それにともない巷では「モンベルがGORE-TEXをやめる!!」と話題になっています。
スーパードライテックはどんな素材?


透湿性能:50,000g/耐水圧50,000mmとなっています。数字だけ見れば驚くべき値です。
耐水圧については、パーテックスシールドやeVENT、ゴアテックスと大差はありません。
近年は透湿性能が注目されつつあります。スーパードライテックの50,000g/m2という数値はミレーのティフォンに匹敵する数値となっており、その透湿性能の高さが注目されています。
透湿性能の罠


現在、行われている透湿性能の主要な検査方法は2種類あります。A-1法とB-1法です。
A-1法:空気層から測定試料を通して、空気層へ透湿した水蒸気量を調べるための物です。
最も実着用感に近い検査方法とされています。
B-1法:透湿性能の測定方法として、最も用いられているのがB-1法です。測定試料、補助膜をはさんで
水から酢酸カリウム溶液への透湿値を測定しています。
A-1法よりもB-1法の方が測定値は高くでます。
B-1法は膜が直接水に接するため、特に親水性の高いポリウレタン無孔質膜ではかなり高い値が出ます。
出典:finetrack
A-1法を使用しての透湿性能について山と道から、各素材の測定データがでています


バリスティックエアライトナイロンって?


バリスティックナイロン、アメリカのデュポン社によって、第二次世界大戦時に開発された生地です。
このバリスティックナイロンは「高い耐久性、軽量、防水防汚性能」と夢のような特徴をもっている生地です。その高い性能のため、現在ではテント、バックパック、ウェアに使用され、アウトドアの場面にとどまらずタウンユースでも使用されるようになってきました。
モンベルは、ナイロン繊維もしくはポリエステル繊維をさらに極細にして、先端技術で織り上げた素材がバリスティックエアライトという素材のようです。
十分な強度を備えながらも抜群の軽量性と薄さを実現。軽量・コンパクトをコンセプトに開発される製品に幅広く採用されています。
出典:montbell
PFAS(有機フッ素化合物)
モンベルのホームページでは


なぜ近年、このPFAS(有機フッ素化合物)を使用しない流れなのでしょうか?
環境省のホームページからPFASについての資料がありました。
・2000年ごろまでは様々な製品を作るのに使用されていた。
・環境中での残留性や健康影響の懸念から、国際的に規制が進んでいる。
・現在では、日本を含む多くの国で製造輸入等が禁止されています。
・自然分解されにくく、環境中に残る





PFASがダメなのは分かったけど、どうしてゴアテックスをやめる事になるのかな?
実は、GORE-TEXにも、有機フッ素化合物が使われています。他国では有機フッ素化合物の規制や禁止の流れも強まっている傾向にありGORE-TEXもPFASフリーを意識した素材開発をすすめています。
いままで使ってきた有機フッ素化合物にかわる新素材を使用した、新たなGORE-TEXも噂されています。これは従来の物よりも価格が高騰することが予想されています。
GORE-TEXをやめる理由として、価格高騰した新GORE-TEXを使いつづけるよりは、自社の新素材をつかったほうが製造コストを抑える事ができ、値段も据え置きにできるというのもあるのでしょう。
やっぱりメンテナンスは大事らしい


PFAS(有機フッ素化合物)を使用していない生地は、耐久性が落ちるそうです。その性能を長持ちさせるためには服についた汚れや粉塵を洗い流す事が大事です。
スーパードライテックだから特殊な洗剤、特殊なスプレーがという訳でも無さそうです。今まで持っていたGORE-TEXを洗うような感覚で洗えばいいでしょう。
自分は、アウトドアウェアを洗う際は、柔軟剤は使わない、液体洗剤を使う(主にNANOX)、乾燥機にかけるようにしていますね。そのあと撥水スプレーです。
いい道具をかったからには、メンテナンスも大事ですね。



やっぱりPFASフリーを宣伝してくるね
スーパードライテックについての考察
まだ発表されてから間もないスーパードライテック、不透明となっている所もあります。
透湿性について、50,000g/m2 とティフォンと並ぶ透湿性能をもっていますが、検査方法がB-1法であり高すぎる透湿性が気になります。恐らく親水性無孔メンブレンが採用されており、着心地としては数字にそぐわないベタツキ感があるのでは?と思っています。
表面には、バリスティックエアライトが採用されています、この生地は裏面から表面がはっきりと透けて見えるほど薄い生地だそうで、さらに擦れや引き裂けにも強く耐久性は強そうです。
GORE-TEXかスーパードライテックか
現状では、市場に出回っているGORE-TEXは新素材のものでは、ありません。従来のGORE-TEXに採用されている有機フッ素化合物を使用している物は耐久性に定評があり、一方でスーパードライテックは公式サイトにも耐久性に劣ると記載しています。結果、今はGORE-TEXの方がいいのではないかと思います。今後PFASフリーのGORE-TEXが出回ってきたら、どうなるかは不明です。
まとめ
思いのほかボリュームのある内容となった、モンベルの新素材、スーパードライテックでした。
気づいている人たちは、今のうちにGORE-TEX素材のウェアを買っておこうとしている人たちも多いようですね。
今後、PFASフリーの流れが強まるなか、どのような商品がでてくるか楽しみです。